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「聴竹居」と藤井厚二展 ー日本の気候風土に根ざした住宅の追求ー
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 GALLERY A4(エークワッド)では、2009年11月11日(水)から12月24日(木)まで、「聴竹居」と藤井厚二展ー日本の気候風土に根ざした住宅の追求ー展を開催致します。 
 昨年は、坂倉準三の「飯箸邸」と前川國男の「前川自邸」を紹介し、鉄やコンクリート・ガラスによる欧米のモダニズム建築に対し、木によるモダニズム建築が日本によって、展開されてきたことを社会にアピール致しました。
 今年は、日本を代表するモダニズム建築の傑作としてドコモモ20選にも選定された「聴竹居」を取り上げます。自邸として「聴竹居」を設計した藤井厚二は、竹中工務店設計部の黎明期に在籍しその基礎をつくり、その後、京都大学で環境工学を学問として確立しながら、その実践としての「住宅」の設計に没頭しました。生涯に、約50の住宅作品を設計し、49歳で夭折しました。藤井の生きた真に日本の気候風土にあった住宅群は、“環境の世紀”21世紀の今、我々に様々な示唆を与えてくれます。一方、デザインの面でもヨーロッパで起こったモダニズムと日本の数寄屋のデザインを巧みに融合したデザインは、国籍不明のデザインが溢れる現代の住環境の中にあってもなお、新鮮な輝きを失っていません。
 今般、自邸「聴竹居」を中心に現存する幾つかの住宅作品を通じて「其の国を代表する建築は住宅建築である」と言う名言を残した藤井厚二の「日本の住宅」への想いを紹介する展覧会を開催します。
 ぜひご来場くださいますよう、ご案内申し上げます。


■概 要
展覧会名 :「聴竹居」と藤井厚二展‐日本の気候風土に根ざした住宅の追求‐展
展示会期 :2009 年11 月11 日(水)-12 月24 日(木)
開館時間 :10:00-18:00 日曜・祝日休館(最終日17:00 まで)
入場料 :無料
会 場 : GALLERY A4
〒136-0075 東京都江東区新砂1-1-1 ㈱竹中工務店東京本店1F

主催/ 企画 :GALLERY A4 (ギャラリーエークワッド)
協 力(予定):京都府大山崎町、ふくやま美術館、三重県立美術館、香雪美術館、聴竹居倶楽部他

お問合せ : GALLERY A4
担当:岡部三知代 03-6660-6011または03-6810-5009(4271)
e-mail : m.okabe@a-quad.jp  URL : http://www.a-quad.jp/

■展示概要
1.<藤井厚二>紹介
・ プロフィール紹介(経歴、写真、卒業設計・東京大学など)
・ 「書簡」などの関連資料

2.<聴竹居>紹介
・ 概要紹介(写真、位置図、配置図、平面図、立面図、藤井直筆の設計図)
・ 実測の概要紹介(実測写真、実測図製本、実測スケッチなど)
・ 映像(吉村行雄氏撮りおろし)
・ 全体(1/50)・室内模型(1/15)

3.<藤井のデザインしたものを実物展示>
・ 椅子や電気ストーブなどの家具や書籍装丁、藤焼(陶芸作品)など 

4.<「聴竹居」以外の作品の紹介>
「八木市蔵邸」、「扇葉荘(中田邸)」、「尾崎邸」他

5.<竹中工務店在籍時の作品>
「大阪朝日新聞本社ビル」竣工写真、「村山龍平邸・和館」、「橋本汽船ビル」、「明海ビル」

6.<木造モダニズム関連展示>
・ 木造モダニズム時代の年表
・ 同時代の木造モダニズム10作品の紹介

7.その他
・ 藤井厚二の著書及び関連書籍の閲覧コーナー
・ 「聴竹居」の保存・活用の実態の紹介(「聴竹居倶楽部」の紹介など)

■イベント
1. シンポジウム 藤井厚二「日本の住宅」から学ぶこと
日時:2009 年11 月27 日(金)18:30 ~ 20:50
開催場所:竹中工務店2 階ホール

一部:基調講演
講師:藤森照信(建築史家, 建築家, 東京大学教授)

二部:シンポジウム
講師:藤森照信(同上)
小泉和子(家具道具室内史学会会長)
小泉雅生(建築家・首都大学東京大学院准教授)

*申込不要・定員200 名になり次第締切

2.「聴竹居」現地見学会
日程 :2009 年11 月28 日(土)午後 現地集合(京都府乙訓郡大山崎町)
*紅葉の見ごろ
「聴竹居」と現存する作品「野村邸茶室」(予定)の現地見学会

*詳細未定, お問合せください
by chochikukyo | 2009-09-27 22:42